日本vsブラジル

宇都宮徹壱の日々是世界杯

勝谷誠彦氏が先の戦争のことを持ち出すのは分かる。そういう親父ですからね（笑）。だけど宇都宮氏が言い出すのはちょっと意外。前回大会は日清・日露だったのかい。

ブラジル戦は完敗でしたね。弱かったから、なぶり殺しにされました。殺されるだけならまだしも、瀕死のネズミをもてあそぶ猫のような残忍な試合。終盤にキーパーを交代するあたり、もう舐められきってました。

試合後に中田は涙を流していました。このあまりに残酷な試合内容に「誇りを守る」と宣言していた自分に不甲斐なさを感じたのかも知れません。

試合終了後何ともやり切れない気分でしたが、中田の涙があって多少救われた気分です。そのプライドを持っている人が１人でもいるなら、まだ大丈夫だと思う。

屈辱的な敗北から始まる物語はたくさんあります。中田がそんな物語を作ることを期待してみてもいいと思う。