生徒との距離感

授業でいつも頭を悩ませるのが、女生徒との距離感の問題です。TAをやっていた時代からどれくらいの距離で接するのが良いのか、毎回悩んでいました。

教える立場にある身として一番避けたいのが「生徒の性別によって態度を変える」ことです。女には優しく男には冷たい人間にだけはなりたくない。そう思ってTA時代から生徒に接してきました。

ところが生徒の行動というのは、男性と女性では大きく違います。女性はあまり恥ずかしがらずに、分からないことや困ったことがあればどんどん質問してきます。ところが男性はプライドが高いのかシャイなのか、あまり質問をせずに自分で解決しようと頑張る子が多い。

結果、自然と女生徒に教える機会が増えます。TA時代は「女性にだけ優しいTA」になっている自分が嫌だったので、男生徒には積極的に話しかけて困っている人を探し出して自分の中で「男にも女にも平等に教えているぞ」というバランスを作っていました。

そして自然と、私は「男に優しいTA」になっていきました。モーホーTAですな。そして私と組むもう1人のTAは必ず「女に優しいTA」になります。秋ちゃんとか川村君とかね。授業中に「なぜ男にこんなに好かれにゃあかんのだ俺は」と疑問に思ったこともいくらかありますが、女にだけ優しいエロTAになるよりはマシなので良しとしていました(いや、別に相方がエロTAだと言いたいわけではないですがw)。



ところが講師になると、立ち位置が変化します。TAの頃は「男に優しいTA」をやってれば、もう1人のTAが「女に優しいTA」をやってくれました。だから悩むことは無かったのですが。

講師になると「男にも女にも優しい講師」を目指さなくちゃいけません。TAの時のようにあまり女性に優しくしない、という手も使えません。講師ですから女性からの質問がいくらでもやってきます。女性担当になってくれるエロイTAを部下に持てばいいのかもしれませんが、今のところそんなエロイ知り合いはいません。

なので毎回の授業で常に自分に対して「エロくないよな?俺はエロ教師じゃないよな?」と自問しながら女生徒と男生徒に接しています。いまだ解決策は見つかっていません。


皆さんは「そんなに気にしなくてもいいじゃん」と言ってくれるかも知れませんが、私がここまで自分の行動に気を使うのは、私が誰よりもエロイからです。エロエロなのです。みんな私がどれだけエロイ人間なのか知らないのです。だから自制しているのです。

なので最近はちょっと可愛い女生徒がいたら、なるべく近寄らない戦法をとっています。なるべくつんけんして当社比10%ほど冷たい態度を取るよう努力するのです。私はツンデレ教師を目指しているのですよ。




…本気にしないように。冗談です。男女問わず、分け隔て無く優しく接しようと努力していますよ?けどなかなか悩ましい問題なのです。