今日もリズム天国

今日も今日とて、仕事の合間にリズム天国。1回のプレーに3分もかからないのがこのゲームの素晴らしいところで、休憩にはもってこいである。

ゲームライターの野安ゆきお氏がブログで書いていたことなのだが、ゲームの評価ポイントが少しずつ変わっていっているそうな。昔は1人がゲームを遊び、その1人のプレイヤーが楽しむことが出来れば、それが良いゲームとして評価されていた。ところが最近の任天堂は違うところを目標に掲げ始めている。

それは、プレーヤーの周りの人たちを「お?なんか面白そうなもので遊んでいるな」と思わせて、一緒に巻き込んでいけるような、そんなゲームこそが良いゲームである、という評価が成立し始めているというのである。Wii はそういうゲーム機になっていくと論じているのだが。

リズム天国を遊んでいると、その野安ゆきお氏の言葉がすごく良く理解できる。私が休憩時間に身体を揺らしながらノリノリでボタンを叩いて音楽を奏でている(様に見えるのである)と、周りから少しずつ「ん?」「お。」「ほう。」と人が寄ってくるのである。

その中にはリズム天国を知らない人もいる。あるいは何度も遊んだ人もいる。リズム天国が上手い人もいれば、あまりに下手で「これはクソゲーだ」と言った人もいる。しかしそんな人たちが、遊んでいる私の周りにゆっくりと吸い寄せられていく。そして一緒に身体を揺らしてリズムを楽しむのである。

これは私のプレーが上手いからではなく、「プレーヤーの周りの人たちを巻き込む」という任天堂の戦略が成功している証しなのかもしれません。うーん、凄いぜ任天堂