コスプレ居酒屋「LittleBSD」

もう2週間前のことになってしまいましたが、某大学のSA連が今期で引退するというので、お別れ会と言うことで秋葉原のコスプレ居酒屋へ行ってきました。いや、ほら、某大学は埼玉県にあるので、神奈川県に住む私との中間地点は秋葉原になるのですよ(なぜか弁解口調)。


場所は秋葉原にある「LittleBSD」。知っている人なら「ああ、あそこね。」と言われるような、そこそこ有名なお店である。特に予約もしなかったけれど、水曜日夜6時半に入店できました。

コロッケを注文したところ、涼宮ハルヒのコスプレをした店員がマヨネーズで字を書いてくれました。

ちなみにその会は1人のSAが就職したので、「祝 就職」と書いてもらいました。ハルヒ店員は「脱ニートおめでとう!!!」とか軽口を叩いていましたが(笑)。

他にも正体不明なカクテルがメニューにあったり、たこ焼きを頼んだらマヨネーズでモナーの顔を器用に描いてたり、「メイドさんがその場のノリで作る飲み物」みたいなメニューがあって頼んだらアレな気分になったり。なかなか楽しめた。


いやー、実はかなり昔の日記で秋葉原メイド喫茶での出来事を面白おかしく書きましたが(2007-02-10 - 雑記)、そしてそれは意外にも好評だったようですが、私はあれを書いたことを後に後悔していたのです。

内容的に「秋葉原の観光地化」を推進するかのような文章でしたから、あれを読んで普通の人たちが秋葉原メイド喫茶に行って、オタクを見て嘲笑する視線を送るようなことになるかと思うと、あれは書くべきではなかったなー、失敗したなー、と思っていたのです。別に大げさな話じゃなくて、もう数年前から秋葉原では問題視されている事実です。それに荷担するような文章を書いたらあかんやろー、と。


しかしこの店は、自信を持って言えるが、オタク以外は行っても楽しめん。むしろ肩身の狭い思いをするかもしれません。連れて行ったTAの1人は「涼宮ハルヒ」も「惣流・アスカ・ラングレー」も「綾波レイ」も知らず、ちょっと可哀想なことをしました。


この店で楽しかったのが店員とのお喋り。たまに店員がテーブルにやってきて、立ったまま客とオタクなお喋りをするのです(立ったままなのは、たぶん風営法の関係なのかな。座っちゃったらキャバクラになっちゃうし)。

話していると店員がホンモノであることが分かります。そんなに突っ込んだ話はしなかったのですが、通り一遍のアニメ知識・漫画知識・コスプレ知識は持っていて、毎週必ずコスプレ会のようなものをやっているという話で盛り上がりました。コスプレはネットで見聞できる程度の知識を持つ私ですが、彼女らが口先だけの出任せを言っているようには見えませんでした。

というか客に対して真剣な眼差しで「コスプレやろーよ!」と誘わんで下さい(苦笑)。もちろん社交辞令ってのは分かっているんだけど、私も同じような声色と調子で友人をオタクの道に誘った経験があって、「楽しいんだよ!!」という感情を伝えたい気持ちが痛いほど分かってしまうのですよ。ああ、オカは違えど、あんた同士だぁ。

本当は現在放映中の諸々のアニメについて熱く語りたかったのですが、同行しているTAが置いてきぼりになりそうだったので自重しました。うーん、残念。私は激・楽しめたんだけど、TA達は「そこそこ楽しめた」程度だったんじゃないかな。ここは一般人は連れてこない方がいいやな。

このお喋りはおそらく店の方針なのでしょう。なるほどオタクに人気があるのも理解できるような気がする。久しぶりにオタクトークが出来たし。


以前書いたような「観光地としての秋葉原」ではなく、「アキバな人々のための秋葉原」な場所だったので、私は満足です。オタクは楽しめると思う。

秋葉原のコスプレ居酒屋 LittleBSD -小悪魔の宴-

…しかし、これ、そのうち風営法で取り締まられるんじゃないかなぁ…。ライトなオタク向けキャバクラだもんな…。



本当はこちらに行こうとしたのですが、行った当日にイベントが入っていて2時間待ちになってしまい、諦めたのでありました。
鉄道居酒屋『LittleTGV』
まあ別にテツ(鉄道マニア。乗り鉄とか撮り鉄とか色々ある)ではないからなあ。誰かテツな人がいたら行ってもいいけれど。