漫画話

久しくバトル漫画と呼ばれるジャンルに食指が動かなかったのですが、これは楽しめた。何でだろう。絵が抜群に上手いのと、「問答無用に強すぎる敵キャラ」の描き方が上手いのでしょう。2巻の「タカオ」の描き方は、サザンアイズの最強敵キャラ「ベナレス」を思わせました。全く共通点なんか無いんだけど、どこかサザンアイズの匂いがするから好きなんだろうな、私ゃ。

ワールドエンブリオ 1 (ヤングキングコミックス)

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谷口ジローという人は漫画賞の審査員としては聞くけど、あまり漫画を読んだことが無い。だけどこれを読んで何となくこの人が審査員をやるくらいの凄味のある人だと言うことが何となく分かる。読んでみると何が魅力か、実はよく分からない。だけど読んでいると、隠せない独特の個性がにじみ出てくる。それは絵柄かもしれないしちょっとした台詞の言葉選びなのかもしれないんだけど。何なんだろうなあ。大して面白いわけじゃないのに、何となく読み返してしまう。お腹がぺこちゃんになってしまう。

孤独のグルメ 【新装版】

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初々しい中学生のような恋を描かせたらこの人の右に出る人はいないんじゃないだろうか。「まちまち」は背の高さがコンプレックスの2人を描いた単なる恋愛ものなんだけど、その恥ずかしさと言ったら読んでる最中に放り出したくなるくらいである。正直に言って、この漫画を誰かに渡して、読んでいるところを物陰からそっと眺めてほくそ笑みたいです(超悪趣味)。私がこれを読んでるところを見られたら、きっと、刺す。
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