本日の漫画
ようやく自分の時間を取る余裕が出て来ました。この1週間くらいは惰眠と呆然を貪っていましたが、ようやくそれも飽きる余裕が出て来たので、色々始めよう。アレとかソレとか。
- 作者: ひじかた憂峰,松森正
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 1999/06/01
- メディア: コミック
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ところが、これが意外と面白い。言葉のひとつひとつがずしんと来るのに、情景は静かで、見ている私はいったい何に感動しているのかさっぱり分からない。だけど、面白い。
それからしばらくしてとある本屋に立ち寄ったら漫画版が売っていたので即購入したら、これも面白い。
主人公はスナイパーをやっていたが、その道を捨てて秘境の温泉宿の従業員として第二の人生を送っている、というのがストーリー。毎回、その温泉宿で起こる日常を淡々と描くだけ。
第2巻第1話「恥のかきすて場」は特に秀逸。老人3人組のお客さんがバイアグラを飲んで、場末のスナックで売春婦と夜を共にして、明くる日の早朝の温泉。主人公の源さんがその老人との静かな会話。
「30年ぶりに勃起した・・・・・・」
「貧しい国からやってきた若い娼婦と性行為を・・・・・・」
「男とは・・・つくづく愚かなものだなぁ」
グッと、来た。
まあ実はこの数コマ後にはオチのような独白もあるんだけど。劇画漫画ってそんなに読んだことがないせいか、意味があるのかないのか分からない「グッと来た。」があります。くっそー、面白いなー。
だから、お願いだからもう少しメジャーな出版社で発売して欲しい。「マンサンコミックス」なんてどこにも置いてないよ!私もかなりマイナーな出版社・シリーズを知っている方だと思うけど(ジェッツコミックス、YGコミックス、フレックスコミックス(FC)、シリウスコミックス、GUMコミックス、Gファンタジーコミックス、REXコミックスなどは結構面白い作品が多いドマイナーシリーズ。ヤングキング(YK)、電撃コミックス、ビッグコミックス、まんがタイムコミックス、ビームコミックスなどになるともうちょいメジャーですね)、この漫画はマイナーすぎです。
何だよ、実業之日本社って。何だよ、マンサンコミックスって。聞いたことないよ!(Amazonで調べてみたら、エッチな本と「静かなるドン」などを出しているシリーズでした。なるほど・・・)