みんなで目的と障害と笑いを共有する楽しさ(モンハンオフ会)

rx78gさんのお誘いにより、モンスターハンターのオフ会に行って来ました。・・・と言っても、私からすればオンの付き合いが無いから「オフ会」ってのはおかしいんだけれど。「モンハン愛好家が集ってみんなで狩るぞ会」って感じのものに参加してきました。2週間前にも参加していて、今回が2回目。

みんなのPSPを一カ所に集めて記念撮影。30人近く集まりました。
詳しくはrx78gさんのブログを見てもらうとして(http://d.hatena.ne.jp/rx78g/20090419)。


rx78gさんのブログにはこんな事が書かれていて、とても鋭いなと感じました。

つくづく思ったが、うちのオフ会は基本的にウマい飯と酒は必ず付ける、つもり。

何度か他のコミュニティにも参加してみたが、学生に気を使ってるのか、飯も食わずお菓子も出ず酒はもちろんなく、黙々とモンハンやるだけなんだよね。狭いしorz

という思いがあったので、何と言われようが上記2点はつけないとやってて楽しくないな、と。そういう意味で今回のオフはマジ美味かったっす

2回目のモンハン会、実はそんなにノリノリでは無かったんですよね。それでも最終的に行こうと決めたのは、飯が美味いから。モンハン会は六本木にあるいのこ家さんという豚料理専門店で実施されるのですが、そこの料理がとても美味い。

病原菌が付かないように育成された豚を使った料理なので、豚を生で食べることが出来るのです。豚のユッケなんて、普通に考えりゃ危険な食べ物だものね。美味しゅうございました。

だからrx78gさんに誘われたときに私の脳裏をよぎったのは「飯が美味いしな(60%)」「モンハン楽しいよね(35%)」「先輩のお誘いだし断ったらカドが立つな(5%)」でした。わはは。

でも狭いカラオケボックスでモンハンをやるだけの会だったら、私は2回目は参加しなかっただろーなーと思う。というかあの料理であの広い場所を8時間も占領してあのお値段は、休日のオフィス街とは言え、あり得ないくらい安いと思う。さすがはrx78gさんの幹事、ぱねぇっす。



次はプロジェクターが欲しいですよね。あの人数がみんな自分のPSPを眺めているのは、ちょっと異常な風景ですよね。プロジェクタで誰か1人のプレイ画面を映すことで、みんなの視線をまとめる場所を用意すれば会話のきっかけになるし一体感も出ますよね。

昔研究室でドはまりしていたAgeOfEmpireは、ゲームそのものの面白さよりも、それを核としてみんなで戦術を議論するのが楽しかったわけで、みんなでモンハンをやる以上そういう魅力がもっと引き出せたら楽しいのになぁなどと考えるわけです。


またしてもrx78gさんのブログから引用。今回のモンハン会は参加者が多くなってしまったので、rx78gさんが自動振り分けプログラムをJavaで自作してきました。まあプログラムを書いてきたことなんざ「へー。そー。」な話なのですが(笑。だって研究室の人間なら誰でも書けるっしょ)、素晴らしいのは組み分けの際にハンデ条件を付けたことです。

集会所 1 アイテム持込不可 →konpei マサさん ken yukino
集会所 2 使用回数が2番目に少ない武器使用 →リスミル フリヤ RICS リサ
集会所 3 回復薬、回復薬グレート持ち込み禁止 →R まめ ken(turkey) cloud
集会所 4 キリン祭 →AKIRA キルシュ poi ななお
集会所 5 飛び道具不可 →まんじ RAVEN

この条件の有る無しで、今回のオフ会の面白さが全然違ったと思う。パーティ全員が共通の目標みたいなものを持てて、コミュニケーションのきっかけになりました。私が参加したパーティで「全員が肉を焼き上げるまで狩り禁止」というのがありましたが、私がミスをして生肉を忘れたおかげで全員が生肉を持って私のところに駆けつけたり、私が焼き上げるのに失敗するごとに全員が「あ〜〜〜!」と悲鳴をあげるのが楽しかったっす。



でもこれらの楽しさは、それぞれのパーティで完結してしまってるんですよね。上の例なら、集会所1〜5の人がそれぞれ別々に楽しんでいる感じ。

ところが秀逸だったのが、以下の例。

集会所 6 実況しながら狩ること →hexa oggy KEN
集会所 7 狩り中に英語以外喋ったら1分操作不可 →くま 舞 PULSE

集会所6はプレイ中にずっと野球中継のような実況をしていましたが、実体は漫才。横で聞いていて腹がよじれるかと思いました。まあこれは話術が必要なので誰もが出来るわけではないですけどね。この時はたまたまrx78gさんとソニーな先輩がパーティにいたから楽しかったんだろうなぁ。

集会所7はもっと秀逸。プレイ中は英語以外は喋っちゃいけないというルールですが、プレイヤーが「ヘルプ!ヘルプ!」「ノーーーーーーー!」と叫んでいるだけで笑えてくる。これは話術とか必要ないし、むしろ英語が出来ない人の方が面白いです。


集会所6〜7の何が面白いって、笑いの輪がパーティの外まで広がることです。極端な話、集会所6〜7をただ眺めているだけでもしばらくは楽しめるはず。なのであの時にプロジェクタがあればもっと楽しかっただろうなぁ、と考えるわけです。


せっかく人が集まるオフ会なんだから、1人で遊んでいる時は味わえない目的や障害を他の人と共有して楽しみたいですよねー。ぶっちゃけ、モンスターを狩るという目的や障害なら1人遊びで十分楽しめるわけで。

そういえばソニーな先輩が「ハンデ条件のネタ出し、一緒にやりたかった・・・」みたいなことを言っていましたよ。このハンデ条件は面白さを左右すると思うし、私もやりたいな。「快復薬持ち込み不可」のようなハンデはきつすぎると思うから撤廃して欲しいし。



というわけで意識したのかしてないのかは謎ですが、1人では決して味わえない目的と障害を提供したrx78gさんはすげーなー、と感じた次第でありました。



と言う風に褒めちぎって終わるのも何なので。

あ、あんなオフ会、ちっとも面白くなかったんだからねっっっ!!(もうツンデレブームもすっかり沈静化しましたね)