戻り値

メソッドの戻り値を受け取るのもキモですね。上手くやらないと自然な日本語にはなりません。例えば以下のプログラム。

result = calc( 10,20 );

このプログラムを日本語で書く際、以下のように記述することにしました。

10と20を計算する。
それを結果に入れる。

つまりメソッドの戻り値は「それ」という一時変数に代入という方式ですね。デメリットとしては、メソッドを呼び出すと必ず変数の代入が生じるため、プログラムの効率が多少下がります。

将来は以下のように1行で記述したいものです。

10と20を計算して、結果に入れる。

この文法を可能にするには「計算する」という動詞を「計算し+て」と、動詞活用して助詞の「て」と結合するなどの処理が必要になります。ほんのちょっとコンパイラの実装が大変になります。

だけど、仮に言霊で使う動詞の終止形が全て「〜する」という形だったとしたら…実は実装はそんなに大変ではないかもしれません(個人的にやまと言葉が使えなくなるのはさびしいのですが)。