ゲームの歴史

先日の日記からふとゲームの歴史が気になったのでここに書いてみようと思い、ちょっと調べて文章にしてみたら意外と陳腐なものになりました。のでお蔵入り。意外と歴史を描くって難しいことですね。


歴史を描く場合は横断的に書こうとするとどうしても散漫になりがちです。教科書はその最たるもので、ただ事実を並べてみても意味が無い。歴史ってのは当時の人間の感情が伝わってこないと面白くないんですよね。


歴史を面白く描くための1つの方法は、人間を描くことです。例えば鎌倉幕府の成立の歴史を知りたければ、源義経の人生をひも解けばいい。義経が取った行動の一つ一つは当時の世相を反映していますから、「何で平泉に都落ちを?」と疑問に思うだけで、世界観がぱぁっと広がっていきます。私が歴史大好きに育ったのも義経記がきっかけでした。“ぎけいき”くらい変換しろよIME。


人間を描くと言いましたが、別に人でなくてもいいかもしれません。人と同じように、何らかの感情を持ち、成長し、そして衰えていく存在ならいいですね。組織ってのはそういう要素を持ちますし、国家というのもそういう視点で捉えることが可能かもしれません。擬人化は人間の優れた能力ですから。


そこでアドベンチャーゲームという視点で歴史を描いたらどうかな、と思ったのです。小学生の頃からAVGを遊んでいますから、このジャンルに対して様々な先人が挑戦し、失敗と成功を繰り返しながら徐々に成長していく様を知っています。それはまるで生き物のように。


だけど文章力がないと、その生き物の魅力が描けないですね。もしかして対象が広すぎたかなぁ。もっと狭めて「PC88時代のENIXの歴史」とか、「古代祐三の歴史」とかにしたほうが良かったかもしれん。うーむ論文でも書こうとしてるようだなw