コマまわし

私が通っていた小学校には「羽根つき・コマ回し集会」という催し物がありました。女子は羽根つきをして、男子はみんなでコマを回して一番最後まで回っていた人が勝ちという勝負をします。

なので集会が近づくと男子は、放課後には近くの公園でコマを回して練習したり、より強いコマを求めて自転車で遠出をしたりするようになります。私も芝から麻布十番までわざわざ出向いておもちゃ屋で鉄ゴマを買った記憶があります(20年前の麻布十番は単なる商店街で別にお洒落な通りではなかったのです)。

なんでこんな話しを書いているのかというとですね。最近うちの研究室にコマを持ってきた後輩さんがいまして。これがまた「カラカラカラ…」という乾いた音が鳴りそうな、中が空洞で軽いコマなんです。こんなコマ、私が子供の頃は最弱のコマですよ。

今日実家に帰っておもちゃ箱を漁ってみたらゲームウォッチに混じって木ゴマ2つと鉄ゴマ1つが出てきました(残念ながら回すためのひもは見つかりません。研究室にひもが一本あるからいいか…)。研究室の若い方々の情操教育のために持って行くので、みんなで回して遊びましょう。日本人としてコマの回し方くらい身につけておかないと、外人がコマを指さして「コレナンデスカー?」と聞かれたときに困っちゃいますよ(笑)。