若沖展

「若沖と江戸絵画展」http://www.jakuchu.jp/index.html がまだやっていたので見に行ってきました。浮世絵にはあまり詳しくない分、なかなか新鮮でした。

伊藤若沖の作品の中では、サイトのトップ絵を飾っている「紫陽花双鶏図」よりも、鶴を卵に変身させてしまう「鶴図屏風」の方が面白い作品だと思う。鶴→卵の操作を「抽象(共通するものを取り出す)」と説明文にあったような気がしたけど、それは違うような。むしろ鶴を捨象(余計なものを取り払う)したら卵になってしまった、というおかしさが魅力の本質ではなかろか。

他にも色んな画家の作品があったのですが、「お、これいいな」と思った作品の作者がことごとく「鈴木其一」だったのが面白かった。全く知らん名前だったけど、光琳派と書いてるから分かる人には分かるビッグネームなのかな。「貝図」「青桐・紅楓図」はどちらもモチーフの組み合わせの妙が素晴らしい。

さて、太田記念美術館の「江戸の花火展」が終わらないうちに見に行かなくちゃ。8月26日までだが、うーむ、いつ見に行こう。