日韓における助詞の違い

今日も韓国人Squeakerとお話をする。“ことだま on Squeak”のデータをお渡ししたら瞬く間にハックして、「進む」と「回る」の命令タイルをハングルに変えていました。仕事が早いなぁ。

設計のお話しをしていると、日韓の間で助詞の文法(自然言語の文法です)が異なることが分かる。日本語の場合は助詞が活用(?)することはないですが、韓国語では主語に応じて助詞が変化することがあるそうな。であれば韓国語版は助詞の扱いが変わってきますね。

大昔の私は「日本語でプログラムできる環境を作れば、韓国語プログラミング、中国語プログラミング言語も簡単に作れるのではなかろーか」などと考えていましたが、いやいや、事はそんなに簡単じゃないんですよね。異なる自然言語の文法の違いを吸収するような環境は、そう簡単に作れるものではありません。それにコストに見合う価値があるとも思えません。

だから韓国語版Squeakの改造は、韓国語の文法を理解している韓国人でなければ出来ないお仕事なのです。ただ私も微力ながらお手伝いをさせていただければ、幸せです。


だがしかし、お手伝いするには語学力が強烈に必要ですね(笑)。助詞の機能の違いを伝えるには、“ことだま on Squeak”の内部を知る私と、流ちょうな英語のコミュニケーションが出来る人と、韓国語の文法を理解してかつ日本語で私に伝えられる人が必要なのです(たまたまSSS2006にはその役割を果たせる方がいらっしゃって助かりましたが…)。大変だぁ。