貼り紙

もう一つの大学も秋学期が始まり、私も最初の授業でした。

私が担当させてもらっているのは主にプログラミングの実習がある授業なので、必ず授業アシスタントが必要になります。トラブルや質問などの対応は、教師だけでは難しいのです。慶應大学では大学の学部生や院生がSA・TAとして手伝うことになっています。

もう一つの大学では、授業アシスタントは外部の企業に外注しています。企業がアシスタントを教育し、各授業へ派遣するという形態が整っているわけです。先学期初めてそのアシスタントと接してみて、教育が行き届いているのにびっくりしたものです。

慶應なんて下手すると「私のホームディレクトリにアクセスしてみて」アシ「?どうやってやるんですか?」という間抜けなやり取りになってしまいますからね。Unixコマンドと基本的なパス構造くらい知っておいて欲しいものですが、最近の学部生はUnixをあまり使わないのでしょうがない。時代の流れかも知れませんね。

そういったアシさんとは妙に気が合うので、授業が終わった後に毎回30分くらいお喋りをしてしまうのです。その時のお話。

アシ「いやぁ、うちの大学はアホな標語が好きなんですわ」
私「ほう。例えば?」

アシ「以前うちの大学のトイレで盗撮騒ぎがあったんですよ。その後、貼られたのが・・・」

お互い、盗撮には気を付けましょう

アシ「誰に向かって言ってんねん!」
私「お互いって事は、盗撮魔にも気を付けて欲しいのか。やるなぁ」


アシ「あとは自習室ですね。当然“静かにしましょう”的な貼り紙があったのですがあまり効果が無かったらしく、こんな貼り紙が出されたんですよ」

静かなところでは、静かにしましょう

アシ「言われないと分からんのかい!」
私「小学生かい!」


どこの大学も大変だなぁ。