ぴっぴら帳

ぴっぴら帳 (完結編) (Action comics)

ぴっぴら帳 (完結編) (Action comics)

こうの史代作品の魅力は、主人公の笑顔なのです。この人が書く漫画のキャラは、様々なものを抱えながら、素晴らしい笑顔を浮かべます。こうありたいなぁ、などと想いながらこの人の作品を楽しんでいます。



ところでしばらく実家に帰らないでいたら、実家のインコがお亡くなりになりました。10年以上生きたから大往生である。亡くなる間際の時期、「だんだん弱ってきたね」「今日かしらね」「明日かしらね」と少しずつ弱っていったそうな。

ぴっぴら帳はセキセイインコと女の子の毎日を描いた物語です。この本を読んでいると、実家のインコとの様々な想い出が浮かび上がってきて、少し寂しくなります。うちの子もハコベが大好物で、よくそこら辺に生えているものを持ち帰ったものです。

全く指に乗ることが無い臆病な子ではありましたが、それでも色んな想い出があったんだなぁ、などと。


いかんね。湿っぽい話題で。