後輩さんの悩み

学部時代の後輩がブログで悩みを吐露しています。

「この世の中で必要とされる人材」「こうあるべきと考える姿」そして「現実の自分の有様」が、それぞれ乖離してしまっている、と。



最近の自分の周辺を眺める。うーん、「この世の中で必要とされる人材」と「こうあるべきと考える姿」は比較的マッチして、その結果ささやかな利益と幸せを他人に与えていることもたまにある(…と思う。それが真であるかどうかは確かめようが無いが)。

だけど「現実の自分の有様」は、どうだろう。「こうあるべきと考える姿」を心に持って自分を律すれば律するほどに、「現実の自分の有様」は締め付けられているような気がするね。



そんな時、私はなるべく笑おうと思います。愛想笑いでもなく、心を覆い隠すような笑いでもない。毎日周りを見ていれば、笑いの種になるようなものはたくさんあるはず。それを見つけて、大きく笑ってます。研究室の外まで、建物の外まで、私の笑い声が届くようにね。

そして自分の「こうあるべきと考える姿」を信じるのです。それを信じるために私は美術品や映画や漫画や小説を見て、自分なりの「美」を探し、「こうあるべき自分の姿」を形作っています。自分の内にある美は、今のところ「この世の中」も「現実の自分」も満足させていないけど、それでも信じるしかないのですよ。



なぁに、そのうちいいことも起こりますって。笑う門には福来たる、ですよ。こんな文章が後輩さんに届くのかどうかは分からないけれど、後輩さんの幸せを勝手に祈っています。それは私自身の幸せを祈るのと同じですから。