今日のこと。

朝、一睡もしないまま1000円のユンケルを一気飲みして「よーし!」と気合いを入れつつ、秋葉原ダイビルへ。

C4の会場に着いてabeeさんに会って挨拶。しかし久しぶりにお会いして最初の会話が
abee「…で、行くんですか?」
私「…え?」
abee「…いや、(メイド喫茶に)行くんですよね?」
私「…(あーもー、どいつもこいつも)」
はあんまりだと思いました(笑)。「いやぁ、あはは、どうなるか分かりませんが、あは、あは…」とお茶を濁しましたが。



C4の私の発表は、(いつもつまらなく無難な発表をする私にしては)それなりに受けが取れたように思いました。ただ発表内容を詰めこみすぎて15分には到底収まりきらなかったのは反省。10分近く延長してしまい、それがそのままC4の延長時間になってしまいました。反省。

山宮さんや阿部さんの発表も面白かったし、OLPCも存分に見ることが出来たので大満足なC4でした。





さて。C4の後のこと。

何となくゲーム屋に入って wii リモコンを2つ購入した後。
私、後輩gackt君、後輩rocky君、後輩mariさんの4人は、目を見合わせていました。

「で、どうするよ、これから」
「…んー、どうしましょうねえ」
「…どうしたものかなぁ」

私「…3人揃ってなぜ俺の顔を見るの?俺に何を期待しているのさっ」

「…いや…ねぇ?」


というわけで3人の期待に満ちた視線に抗うことが出来ずにメイド喫茶に行くことに。

私「俺も行ったことないから、どんなところか分かんないよ?」
3人「いいですいいです、さぁ行きましょう!」



向かったのは「@ほぉ〜む茶房」。昔から1階のDOSパラは行く機会が多かったので、その上の階にメイド喫茶が存在するのは知っていました。が、入るのは初めてです。受付が6階らしいので6階へ。

6階は待合室になっていて、超満員。
「うわっ」
「こんなに待ってる人がいるーー!」
メイド喫茶ってこんなに人気なのか…」

早くも男3人が怖じ気づきましたが、土壇場に度胸を発揮するタイプなのか、後輩mariさんがずんずんと受付のメイドさんへ向かう。「待ち時間は1時間半ほどになりますが…」「オッケーです!」



順番が回ってくるのを、待合室でぶらぶらしながら待ちます。待合室には店所属のメイドさんのプロマイドがたくさん貼られており、それを見ながら時間を潰します。

「turkeyさんはどの子が可愛いと思います?」
「んー、袴だな」
「いや、袴を着たどの子ですか?」
「いや、だから、袴だよ」
「どの子?」
「だから袴って言ってるだろ、分からんヤツだなぁ」


「ところでこういうプロマイド買って、どうするの?」
「・・・考えない方がいいのでは。」


「うわっ、メガネっ娘のプロマイドが全部売り切れてる!」


「ところでさっきから再生されてるDVD映像、何ですかね」
「なんかアイドルみたいだなぁ」
「歌詞の意味が全く分からない…」


などなどと話していると、順番が回ってきました。1時間半と言われましたが、実際は30分くらいしか待ちませんでした。



さて、5階のお店へ。

整理番号札を受付のメイドに手渡すと、「ここからは**ちゃんがご案内します」と言われる。そのメイドさんが「旦那様、お嬢様のご帰宅でーす!」と声を掛けると、店内全員のメイドさんがこちらを向き、頭を下げながら、声を合わせて、「お帰りなさいませー!」と。あの、すっごいすっごい、恥ずかしいのですが。帰りたくなるくらい恥ずかしいのですが。


お座敷席に着く。何となく4人とも場の雰囲気に圧倒されて萎縮しているのか、全員正座。

パフェやら香茶やらみつ豆やらを注文。それを待つ間、席に置いてある色んなアイテムに目が行く。

まずは各席に置いてある折り紙。ばらしてみると、その中にメイドさんからの簡単なお手紙。印刷かと思ったのですが、たぶん、手書きで書いてます。手紙も単なる文章だけじゃなく、各メイドさんの個性を発揮しようとしているのか色んな絵が描いてあります。

落書き帳もあったのでパラパラと眺める。色んな客の書き込みがされているのですが、そのひとつひとつに対してメイドさんがコメントを返しています。もちろん手書き。なるほど、一度でも落書き帳に書いてしまえば、メイドさんからの返事コメントが気になって、もう一度来店してしまうわけですね。

メイドさんのしゃべり方なども(ベクトルがアレなのでこちらが恥ずかしくなってしまうのですが)凄く教育が行き届いていて、そういう空間を作るために一役買っています。

いやはや、凄い教育コストと人的コストをかけてそういう世界を作るために頑張っているわけで、それは少しだけ凄いなぁと感じてしまいました。




…が。そんな余裕を持って店内を眺められたのも、私が注文したみつ豆が届くまでです。

みつ豆、お待たせしましたー」

いそいそと私の前にお皿を並べていくメイドさんみつ豆のお皿を見ると、蜜がかかっていなくて「あれ?」と思いました。メイドさんがその疑問に答える形で。

みつ豆の蜜ですが、黒蜜と白蜜があります。どちらになさいますか?」
「あ、黒蜜でお願いします」

「それでは黒蜜を私がかけさせて頂きます」

あ。これは“目の前でメイドさんが”という所に萌えろ、ということなんですね。うん、確かに目の前でオムレツにメイドさんがケチャップを掛けてくれるサービスというのを聞いたことがあります。そういう類ですね。そんなものでは驚きませんよ。



「これから黒蜜をかけますので、もういらない、というタイミングで旦那様が“萌え萌えー”と声を掛けてくださいね」

…(゚Д゚)…え?

「それではかけまーす」

…(゚Д゚)…ちょ、ま、俺、そんな恥ずかしいこと、言わな、あかんの?

(とろとろとろ…)

…(゚Д゚)…ちょ、これ、羞恥プレー? もしかしてみつ豆って、地雷ですか?

(とろとろとろ…)

…(゚Д゚)…あ、もう、蜜いらない…

(とろとろとろ…)

…(゚Д゚)…え?マジで言うの?29歳にもなって?マジ?マジ?マジ?

(とろとろとろ…)

…(゚Д゚)…マジ?マジ?

(とろとろとろ…)

…(゚Д゚)…マジ?

(とろとろとろ…)

…(゚Д゚)…

…(゚Д゚)…

…(゚Д゚)…





私「も、萌え萌えー」

メイドさん「はい!(蜜を片付けながら)それでは、ごゆっくりー」




後輩gackt君「…」
後輩rocky君「…」
後輩mariさん「…」
私「…」


後輩gackt君「萌え萌えー(ニヤニヤ)」
後輩rocky君「萌え萌えー(ニヤニヤ)」
後輩mariさん「萌え萌えー(ニヤニヤ)」

私「(机に突っ伏しながら)うわぁぁぁぁぁん!!!」




すごい世界だよなぁ。

向こうの席では「萌えみくじ」なるものをやっているお客さんがいて、「萌え萌えー」とか言ってました。たぶん何かの合図なのでしょう。

すごい世界だよなぁ。



その後、帰る前になぜかガチャポン館へ。以下のガチャポンに挑戦したら、後輩rocky君はコインを、後輩gackt君はジャンプを、私が1UPをゲットしました。1UPの音を聞くだけで幸せな気分になれるので、なるべく先ほどのメイド喫茶の件を思い出さないように頑張りながら家路につきました。
http://www.fumuo.com/img/spmariosod.jpg





どうでもいいけど事情を知らない人をメイド喫茶に連れて行ってみつ豆を注文させるというのは、巧妙な罠になるような気がします。ちょっとした罰ゲームにお勧めかも知れません(笑)。