激辛ゲーム
鼻水はだいぶ治まり、今は鼻をかみすぎて鼻の周辺の皮膚がエライことになっていますが、元気です。結局最終発表会もマスクしながらお手伝いできたので、そんなに酷い風邪でも無かったのでしょう。ただし机などの運搬はすぐに汗が出て熱が出るのを感じました。と、年寄り&&病気持ちを働かせないで〜。
まあそれはともかく、風邪を引く直前は心のタガが緩んでいたのでしょう。普段から「これはやっちゃダメだ」という行為をしてしまうようです。
…買ってしまいました。
- 出版社/メーカー: アトラス
- 発売日: 2007/01/18
- メディア: Video Game
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ホンネから言いましょう。このゲームが世間的に凄い評判になっていて一時期は手に入らなかった、という事実が信じられません。
このゲームがつまらないからではありません。このゲームのシステムがあまりにも古くて今のゲーム層が楽しめるとは思えないからです。
「世界樹の迷宮」は、ただひたすらダンジョンを潜っていく3Dダンジョン型RPGです。それだけ。ストーリーなんか何もない。
そもそも主人公すら全く用意されていなくて、プレイヤーがキャラクターを5〜8人ほど作成する必要があります。名前と職業と性別、その他装備とかスキルなどの割り振りもしなくちゃいけません。キャラ作りは最初面倒だと思ったんですが、頭に浮かんだ知り合いの名前を入力したら途端に楽しいことになっていきました。「あいつは、この職業だな、うん。」みたいなことを想像しながら。うちの研究室でここを読んでる人は何人か、ネタにされています(笑)。
敵は強くて最初の階で容赦なく全滅します。全滅したら「戦闘直前からやり直し」などの救済措置は一切無く、セーブしていなかったら最初からやり直し。十分にレベル上げしているつもりでも、たまに「こ、こいつ倒せないでしょ!無理無理無理!」な敵キャラが登場するので、「逃げて!rocky 逃げろ!gackt!早く!逃げろ〜〜!!」と叫びながら必死に「escape」を連打する。そんなゲームです。
そんなわけで、私は凄く楽しい。3Dダンジョンの探検と戦闘が緊張感を伴うというのは、なかなか久しぶりです。私が最近やってるRPGはストーリーを楽しむことを中心にしていることが多いですから、「探検と戦闘」を中心に据えられるとなかなか楽しい。素晴らしい。
でもこのゲーム、今の若い人たちが楽しめるのだろうか。まず最初に5〜8人のキャラクターの名前を付けなくちゃいけない時点で「考えるのが面倒くさ〜い」と投げ出さないだろうか。ゲームオーバーになってやり直さなくちゃいけない時点で、投げ出さないだろうか。こんな硬派なゲーム、今の若い人が付いてこれるのだろうか。…疑問である。