無功徳

六世紀前半、仏教に深く帰依していた梁の武帝が禅祖・達磨大師を招き、「私は寺を建て、僧を養成した。どんな功徳が得られますか?」とたずねた。達磨はすぐさま「並びに(すべて)無功徳」と答えた。

−伝燈録より−

達磨大師は「功徳を得るために善行を積んだところで、功徳なんてありゃしません」と言っているわけですね。すごく好きなエピソードなのです。

というわけで、一つの文章を書いてみたけれど、やっぱり消しました。
・・・こう書いてしまうあたりが煩悩にまみれているなぁ(笑)。別に坊さんになりたいわけじゃないし悟りが欲しいわけじゃないけれど、禅が持つ考え方にはどこか憧れを持っています。

一度、お坊さんと色んな事を議論してみたいなぁ。