兄の血

母から電話。

母「この間、Kちゃんを見てきたわよー」

Kちゃんは兄の息子。私から見て甥。母から見て初孫。


母「もう保育園に行ってるんだって」
私「あれ、Kちゃんはまだ1歳になってないよね」
母「でももうI(義姉)さんが職場に復帰するから、預かってもらうんだって」
私「ふーん」


母「それでね、これが笑えるんだけど。」
私「なになに?」
母「Kちゃんって泣き虫でしょ」
私「うん。お正月にうちに実家に来たとき何て、うちらのこと恐がってたし。」


母「それでね、保育園に行ったらKちゃん泣くと思うじゃない?」
私「うん。」
母「それがKちゃんったら周りをきょろきょろ見渡して、色んなものに興味津々だったんだって。全然泣かずに」
私「うーん、兄ちゃんの血だね」


母「そうなの。この間I(義姉)さんが保育園に迎えに行ったときなんかね、Kちゃんが泣いて寂しがってると思いきや、オモチャで遊ぶことに夢中でI(義姉)さんのことに気付かなかったんだって。保母さんがみんな笑ってたらしいわよ」
私「あははは、兄ちゃんの血だ」
母「でしょう!?」



兄は好奇心が人一倍強くて、親の手を逃れては色んな所に行ってしまう子供だったのです。そういう気質って遺伝するのかなぁ。

ともあれ甥にはどうか健やかに育って欲しいものです。今の環境で得られたものが百年後まで続きますからね。三つ子の魂、百まで。ああ、甥に会いに行きたいなぁ。