漫画の読み方
なにやら先輩が私のブログに反応してくれた(2007-04-28 - 陋巷戦史)ので、生まれて初めてトラックバックなるものをしてみる(流行に遅れすぎ)。
そうですねぇ。「この物語、先はどうなるんだろう?」というドキドキを幸せに取るか、ストレスと取るかの違いじゃないですかね。
数年前、ファルコムが発売したゲームに「英雄伝説 空の軌跡」というものがありました。もう時間が経っちゃっているんで軽いネタバレをしてしまいますが、このゲームの物語は完結しないんです。ゲームのラストでは主人公2人が離ればなれになってしまい、「えー!?」と思った瞬間に次回作告知のプロモ映像が流れるのですよ。
- 出版社/メーカー: 日本ファルコム
- 発売日: 2005/12/23
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2チャンネルでは「ファルコムふざけんな」「とっとと次回作を出せ」という罵倒が飛び交い、1年後に無事「英雄伝説 空の軌跡 Second Chapter」が発売されました。
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問題なのは、「空の軌跡」と「空の軌跡 Second Chapter」が発売される間の時間をどう捉えるか、です。
私はその1年間は、凄く幸せだったのですよ。「Second Chapter」はどんな物語になるのか。どんなキャラが登場するのか。どんな新要素が追加されるのか。どんなシーンがあるのか。どこが舞台になるのか。限られた情報を元に想像するのが、もう、すんごい幸せでした。ゲームであんな幸せな時間を過ごせたのは本当に久しぶりです。
蛇足ですが「空の軌跡 Second Chapter」は私のふくれ上がった期待のさらに上を行って満足させてくれた素晴らしい作品でした。さすがはファルコム、良いお仕事してます。
だからですね。漫画も同じでなるべく一巻一巻の間に想像を張り巡らす時間が欲しいんですよ。全巻揃っていて一気に読んでしまうとそういう時間が無くて「もったいない」って感じちゃうんですね。
ちなみに今連載中の漫画で一番幸せな妄想に取り憑かれているのが「Gunslinger Girl」。ああ、早く次巻が出ないかな。でも出て欲しくない気もするな。ああでもでも(馬鹿です)。
もちろん、いくら私が天才でも今まで読んだマンガのストーリーを全て覚えているわけではないので、細かいあらすじなんかトコロテン式に消えていく。『エマ』でも可愛い貴族のお嬢様が出てきたが、名前は忘れてしまっている。
そう。私の読み方は「ストーリーをハシから全て忘れていく」という欠点もあります。いや、読み方の問題ではなくて私の脳みその問題でしょうか。
でもストーリーを忘れちゃった方が楽しいことってありますよ。私は「英雄伝説」のストーリーは全く憶えていないから、何回やり直しても同じシーンの同じタイミングで「うぉぉ!!」と初めてプレーするかのように驚けます(笑)。
もちろんケンカを売っているつもりは少しもなく、違いを明らかにしてみたかっただけである。
この程度でケンカ売られてるなんて考えるわけないじゃないですか(笑)。
最前提として、ちゃんと『印税』という形でマンガの作者に恩を返している点においてT氏の方が好まれるのは言うまでもない。これがオチ
私がファルコム通販でゲームを買ってるのは、(おそらく)それが一番ファルコムという会社にいっぱいのお金がいくからです。YouTubeでアニメを見ている人は、せめてレンタルDVDを借りましょう。
…この文章を書いて思ったのですが。私、もしかして、マゾ…?(暖かい否定とフォローの言葉をお待ちしています)