夏の足音

今日も今日とて忙しく研究室でPCをぺしょぺしょと叩く日々なのですが。


何だか今日は風が強くて、目の前の窓をほんの少し開けているだけでも強い風が入ってきては書類を巻き上げます。それでも風が心地よいので、頑張って窓をほんの少し開けて、風を浴びながらお仕事をしていたのですが。


ふと、「ぽつり」と手にヒンヤリした感触。
窓から雨粒が入ってきました。


「うわぁー、雨だー」と言って窓を閉めようとすると、みるみるうちに強くなる雨脚。風が強いので、雨粒が全部目の前の窓にぶつかって「ぽつぽつぽつ」という音を奏でます。

そういえば須藤真澄の漫画では、作者の須藤がおもむろに日本酒を取り出して「雨見酒をしよう」と言ったのを思い出しました。さすがに真っ昼間に研究室で酒盛りをするわけにもいかないので、作業の手を止めてゆっくり雨の音を聞いてました。うーん、いい音。


…と書いている内に雨がやんでしまいました。通り雨だったようです。

窓を開けると水蒸気と、夏の雨の匂い。うーん、いい匂い。遠くにはあっという間に、青い夏の空が広がり始めます。


そろそろ春が終わって、夏ですね。