パンツの消費行動 〜スタックとキューの観点から〜

研究室で以前、スタックとキューというプログラミングで頻出する概念をどうやって初心者に教えるか、ということを議論したことがあります。スタックとキューって、現実にはそんなに使わない概念なので、教えるのに毎回苦労するのです。

だけど最近、良い例を思い付きました。パンツ消費です。パンツの消費には、スタック型消費とキュー型消費の2つがあるのです。



キュー型のパンツ消費とは、こういうやりかたです。タンスの中にはパンツが重ねて入っています。私は毎日、一番上に乗っているパンツを取っていきます。そして洗濯をしたパンツは、重ねたパンツの下に挟み込みます。

昔の私はキュー型パンツ消費でした。こうすれば満遍なくパンツが使えて、どれか1つのパンツだけ痛みが激しいとかゴムが緩いとか、そういう偏りは無いわけです。


ですが、ある日の私は考えました。果たしてこんな偏りの無い消費方法が妥当なのだろうか?何か無意識のうちに納得しているものがあるのでは無かろうか?







そう考えた私は、ある日からスタック型パンツ消費に切り替えました。

スタック型パンツ消費とは、こういうやり方です。タンスの中にパンツが重ねてあること、毎日1番上からパンツを取っていくところまでは一緒。だけど洗濯をしたパンツは、重ねたパンツの上に置きます。

スタック型パンツ消費は、何度も使用されて痛みが激しいパンツが出てきます。キュー型パンツ消費と比べると偏りが激しい。

だがしかし待って欲しい。痛みが激しくなったパンツなど、捨てれば良いのだ。パンツを捨てれば、スタックの下の方には新品に近いパンツがいっぱい眠っているのだ。パンツをしっかり使い、しっかり捨てる。これは実に人間的な消費行動と言えるのではなかとですか。

それに洗濯後のタンス整理が楽です。洗濯したパンツをただタンスにぽーんと入れるだけでいいのです。キュー型パンツ消費は、パンツ下層に入れなきゃいけない分、面倒です。



そんなわけでいつか私がプログラミングの授業でスタックとキューを講義する機会に恵まれたなら、「パンツの消費行動 〜スタックとキューの観点から〜」という題で力説してやろうと思っているのですが、今のところそんな機会は無さそうです。私、いつも1年生を相手に教えてるし。

ところでみんなのパンツ消費はスタック型とキュー型、どっちなんだろう。ランダムアクセス型パンツ消費もありそうですが、そのメリットデメリットはなんだろう…?