秋葉原

時間を作って、秋葉原へ行って献花してきました。直接の関係者ではないので僭越だとは思いましたが、あの街に愛着があって被害者のことが他人とは思えない身なので、とりあえず現場で手を合わせたかったのです。

某大学で授業が終わってから最寄りの花屋で花束を用意してもらって、秋葉原へ。


正直言って「自分1人が献花してたら、目立っちゃって恥ずかしいなあ」と思っていたのですが、杞憂でした。駅から献花台に向かってたら、目の前に大きな花束を抱えた人が歩いていたので、その人にこっそりと付いていく。


ソフマップ前の献花台に着く。見慣れている場所に、凄く不釣り合いな喪の空気感。目の前で既に数人の人が手を合わせていました。

私も持ってきた花束を捧げて手を合わせる。同じタイミングで花束を置く人が1人、飲み物を捧げる人が1人。特にマスコミによる過度な報道も見られず、喪の空間が存在することを除けば、いつもの秋葉原



それから1時間ほど、何を買うでもなく秋葉原をうろつきました。いつも漫画を買いに行くとらのあなは、今日は何だか客が少ない。水曜日6時半という時間帯のせいか、それとも事件のせいか、分かりませんが。

4回ほど献花台の前を通りがかりましたが、いつ行っても3〜4人の方が手を合わせていました。私が献花したときの花束の数は少なかったのですが、1時間の間にけっこう増えていたような気がします。

帰ろうと思って駅に向かって歩いていると、大きな花束を持った会社帰りのサラリーマンと、普通の花束を持ったオタク風の若者とすれ違いました。献花台の方へ行くのでしょう。




秋葉原で命を落とした人のご冥福をお祈りいたします。そして、秋葉原に棲む人達が幸せでありますように。あそこはオタクが色んな面白いものを作り、楽しみ、笑い合う場所であって欲しい。