大正野球娘。〜土と埃にまみれます〜

2巻目。相変わらずの展開で素晴らしい。

まーね。文体や時代考証は面白いんだけど、実際のストーリー展開は好みが分かれるでしょうね。大リーグボール養成ギプスみたいなのが登場したり、目隠し居合い切り打法(文中では特にネーミングが無かったので、今わたしがてきとーに付けた)があったり、アメリカ人ティーチャーがおっぱいぼーんだったり(文中で繰り返し述べているだけでサービスシーンにもなっていないのだが)。

とはいえ私の場合は「大正時代を彩る小物」で十分楽しめました。カツレツってトンカツの昔の名称のことだと思ってましたが、文中でははっきりと区別してたのが興味深い。トンカツとは違って、もっと肉を薄くして「衣を食べることを楽しむもの」として描かれていました。はて、どういう料理なんだろう?(ちなみにwikipediaには私の常識通りの意味の「カツレツ」の解説が載ってましたが…、まあwikipediaはそこまで信用できるものでもないし)



まあそんなわけで「大正モノ」としては読んでて楽しかったのですが、さっそく漫画になったりCDドラマになったりしていて、さらに近いうちにアニメになるそうな。漫画版が試し読みしてみましたが…、バタ臭いっす(笑)。