にょろにょろ地獄2
寒さに震えながら夜を過ごした、次の日の朝。全ての布団を縛ってゴミに出しました。燃えるゴミで出せないものもあるのですが、なるべく近いうちに処分する。絶対にする。
会社に行くと「今日は定時で帰るから!きっかり帰るから!絶対に帰るから!(毛布を買いに行くから!掃除をするから!)」と宣言します。
夕方。後輩はしやまんとすいかジュースさんに事情を話して、買い物に付き合わせます。新しい敷き布団、掛け布団、毛布、シーツ。それからだまを医者に連れて行くために使う、移動用バッグ。しめて13000円也。痛い予定外の出費だ…。くそう、ノラの治療費といい、何でこんな出費をせにゃならんねん(自業自得です)
そして2人を自宅まで車で送り届け、帰宅すると、だまが「にゃーん」と出迎えました。
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(だまは、ニョロニョロ虫をいっぱい持っている)
(家に入れたくない)
(だけど、半年一緒の時間を過ごした情というものもある)
(週末に医者に連れて行くから、それまで家に入れたくないなあ)
(だけどそれもかわいそうだ。雨降ってるし)
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(・・・そうだ!風呂に入れてみよう!そして少しでも綺麗にしよう!)
何だか論理の飛躍があるような気もしますが、あまり気にしない方向で。
風呂に入れるとき、私はこのようにしました。
- 暴れるので、まずは厚手のパジャマを着ます。そして軍手を付け、肌をさらさないようにします。
- 風呂に浅くお湯を張る。だまが座っても沈まないように。
- お湯はぬるめに。熱いのがいいのか逆がいいのかは、ネットを見てもよく分からん。猫によって違うのでしょう。
- だまを後ろから掴み、風呂にゆっくりと浸ける。前から抱くと、私の身体をよじ登りつつ脱出を試みるため。
風呂に浸けると、案の定、大暴れ。全身全霊をかけて「イヤだにゃぁ!」と訴えますが、それを力で押さえつけます。いや、力で抑えつつ、「大丈夫、大丈夫・・・」と子供をあやすように、落ち着かせるようにポンポン叩きます。
次第に抵抗が弱くなってきて、だんだん暖かさに馴染み始めました。だけど時折、思い出したように「やっぱ出るにゃぁ!」と脱出しようとします。押さえつけて猫なで声で落ち着かせる私。
少し落ち着いてきたので、背中にもお湯を手でかけてあげて、猫シャンプーを付けます。また脱出をしようとするだま。押さえつける私。以下、ループ。
だまが暴れるのであまり広い範囲の洗浄は出来なかったのですが、だまも暴れ疲れて「ふー、ふー」と威嚇声ではない「ふー」を出すようになってきたので、そろそろかわいそうになってきました。なのでシャンプーを洗い流し、風呂桶から出して、拭いてあげましたとさ。
だまを洗うためには、可能なら「押さえつけ係」と「洗い係」の2人がいたほうがいいなぁ・・・。
さて、今回は普通の猫用シャンプーを使ったのですが、本当は「ノミ取り用シャンプー」を使いたかったのです。それから、だまの胸のあたりにノミが巣くっていると思われるので、そこを重点的に洗いたかった。今回はだまが暴れまくったので、残念ながらその本丸を陥落させることが出来ませんでしたが…。
ですが水に濡れた胸を見ると、黒い点々みたいなものがいっぱいいることが分かります。そしてところどころ血のようなものがにじみ出してきています。これもノミのいる証拠でしょう。まあ、胸を洗うのは次の機会だろうなぁ。
今週末、医者に連れて行きます。絶対に連れて行きます。医者に薬を処方して貰います。だま、明日もちゃんと帰ってこいよ!貴様のニョロニョロ虫を根絶やしにしてやる!ついでに健康診断!