本日のだま

本当は朝一番にだまを病院に連れて行きたかったのですが、日中は姿を見せず。ヤキモキしつつ、他の友人との呑みの誘いを断りつつ、昼寝をしつつ、だまを待ちました。

夜7時くらいに、私が目を覚ますとだまが私の上にのし掛かってました。「ニョロニョロ虫が布団に付くから、のけ。」とだまを退けて、キャリーバッグに無理矢理押し込んで・・・。


動物病院に連れて行きました。

だまの体重は7キロほどで、とても重かったです。自宅から歩いて5分の距離にある動物病院ですが、だま入りキャリーバッグを運ぶだけで汗ダラダラ。

色々と診察やら検査やらをしてもらいました。

まずは血液検査。獣医さんに注射で血を抜かれました。

だま、全く嫌がるそぶりを見せず、お医者さんに誉められていました。嬉しい私(←バカ)。


血液検査の結果は、全て良好。人間の血液検査と同じように、DPTの値が〜で標準値内です、みたいな説明を立て続けに受けました。肝臓やら腎臓やら色んなことを言われましたが、「まーともかく健康体っすよ」的なことを言っていました。私もそう思ってましたけどね。


ウィルス検査も受けました。白血病は陰性でしたが、猫エイズは残念ながら陽性。ただ血液検査と照らし合わせると特別免疫が落ちているわけでもなく、今のところはキャリアのようなものらしいです。発症すると免疫力が低下するので注意は必要だし、他の猫と接触すると猫エイズを感染させる恐れがあるのですが、人間のエイズと同じく確立した治療法も無いようです。なので、「まー注意しましょう」ってことで。

ちなみに猫エイズは人間に感染することも無いそうです。色んな話を聞くと人間のエイズとは色々と違うそうですね。猫エイズは同じ餌皿を使って食べるだけで感染するそうな。バケツいっぱいの唾液を飲まないと感染しない人間のエイズとは違って、比較的感染しやすいのね。


血液検査で貧血ぎみの値を出しましたが、「まーどちらかというと貧血」という感じで、これも特に危険な感じも無さそうでした。

去勢手術に関して相談したところ、お医者さんがだまの玉袋をぷにぷにと触り、「あれ?入っていないみたいですよ」とのこと。野良猫になる前に去勢手術を受けたのかな? 数ヶ月前にちんちんが朝勃ちしていたことがある(…ここでは書いてなかったかも)のですが、「まーそういうこともあるんじゃないですかね。1回程度なら心配することも無いでしょ」という結論。

ちなみに担当のお医者さんは女医さんで、女医さんがだまの玉袋をぷにぷにと触ったときが、だまが病院でもっとも抵抗した時でした。うん。同じ男として分かるぞ、だま。嫌だよな。痛いよな(入ってないかもしれんが)。

どうやら去勢手術をすると、お腹がでっぷりと出てしまうことが多いようです。だまの肥満体型、特に(だまを直接見た人なら分かるでしょうが)でっぷりと弛んだお腹は、典型的なそれだそうな。以前からこのお腹の弛みは病的な何かではなかろうかと疑っていたのですが、女医さんは「大丈夫。内臓に問題は見られないし、単なるデブです」と言われました。良かった良かった。

もちろん女医さんの言葉はもう少しソフトでした。「すごくがっしりしてますよね」とかそんな飼い主に気を使った言葉遣いでした。お医者さんも客商売で大変ですね。言えばいいのに。「単なるデブです。大丈夫!」って(笑)。健康ならいいのですよ。

ワクチン接種もしてもらいました。私からすればワクチンなんて「何だか知らんが、お願いします」的なものですよね…。


年齢のことを聞いてみたのですが、よく分かりませんが10歳程度みたいですね。中年以上のオッサン。以前歯が一本抜けたことも相談したのですが、歳を取れば歯の一本や二本は抜けるんでしょうね。病的な問題は無し。


口の中で歯肉炎が発生している、と診断されました。これに関しては、今のところどうすべきか微妙です。歯の内部を痛がるような素振りは見せていませんし。様子が変わったら、また連れて行きましょう、とのこと。猫の歯磨きとかは、あまり一般的では無さそうです。「やんなくていいんじゃね?」的な女医さんの反応。はい。私も面倒なので、しないことにします。


耳の中も見てもらいました。軽く汚れているけど、特に病的な汚れでも無さそう。女医さんが掃除する様子を見させてもらいましたので、以後は私も同じように掃除するようにしましょう。

そして肝心のノミ。ニョロニョロ虫に関して相談しましたが、おそらくノミの幼虫ということで間違いが無さそうです。いちおう条虫やギョウ虫の可能性も捨てきれませんが、バスタオルに50匹ほど発生することを考えると、ノミ幼虫なのでしょう。

ただ幼虫がネコに寄生することは無いそうです。なのであのバスタオルの50匹は、おそらくだまの身体から落ちた卵が一斉に孵った、と考えるべきそうです。ぞわぞわぞわぞわ。

以上の説明の後に、ノミ退治用のフロントラインを投与してもらいました。投与の様子を見ていたのですが、首の肌に直接薬を垂らすだけ。とても簡単なので、次回からは私でも出来そうです。ノミ退治のフロントラインは、とりあえず3ヶ月分もらいました。次に投与するのは一ヶ月後。忘れないようにしないと。

シャンプーの話もしたのですが、「嫌がるようなら、無理にしなくてもいいんじゃね?」的な反応でした。私もあんな面倒なことはなるべくしたくないし、ノミさえ出なければこの半年間まったく問題が無かったわけですから、まーやらなくてもいいんでしょう。何よりもだまが全身全霊、魂をかけて「い・や・だ! 殺すよ?」と嫌がっていたので、もういいでしょ。


さて、女医さんとのお話が済んだので、そろそろ帰ることに。
私「キャリーバッグに入れるとき、行きは嫌がったんですよね…。入るかなぁ」
女医「いや、ネコちゃんは帰りたがるので、すぐに入りますよ」
目の前で「もう検査は勘弁してくれ」と言わんばかりにキャリーバッグに自ら入っていくだま。
私「わっ、本当だ」
女医「ね(笑)」


という感じで、色々と気になっていたことをまとめて質問できたので、とても有意義でした。さて気になるお値段は・・・。

  • 初診料:1000円
  • 血液検査:5000円
  • ウィルス検査:4000円
  • フロントライン(ノミ駆除薬):4500円
  • ワクチン:6500円
  • (上記、値段と内容にズレがあるかもしれません。レシートに項目名が書かれていなかったし)

しめて、税込み22050円也。高いなぁ。まあ死に行くノラよりも、生きているだまの方がお金が掛かるのは道理なのでしょうね…。そして人間の治療費は健康保険に守られていることがよく分かりますね。(まーでも血液検査とかは人間でも4000円くらい取られたような気がするけど)


ノミ駆除薬が効けば24時間でノミ成虫は死に、卵も孵らなくなるそうです。あとは、私の部屋を綺麗にしていれば、三ヶ月後にはノミがいない生活になるはずです。お掃除、がんばる。


帰りがけに、ワクチン接種証明書をもらいました。

やはりあの毛並みは「キジトラ」なのね・・・。

サイズが、中? これで中なら、猫の大はどんだけでかいんだろう・・・。