本日の漫画

仕事から解放されて会社から出た瞬間に「俺は秋葉原へ行く!!!」と宣言したら、後輩から(,,゚Д゚)という表情をされました。俺が秋葉原へ行くのがそんなにおかしいっすか。

いや、だって、最近近所の本屋を巡っていても欲しい漫画が手に入らなくて。漫画を買うときは少し大きめの本屋であり、かつマニアックな品揃えをしてくれるお店でないといけないのです。秋葉原は客層がアレですから、本屋の品揃えもアレになってくれて、とても理想的な場所なのです。

青春少年マガジン1978~1983 (KCデラックス 週刊少年マガジン)

青春少年マガジン1978~1983 (KCデラックス 週刊少年マガジン)

近所の本屋では全く入荷される気配がありませんでしたが、マガジンに掲載されたときから単行本が欲しくて欲しくてたまらなかった。小林まことの自伝物語。大和田夏希、小野新二との3馬鹿トリオのお話しは哀しくて、こう言っちゃなんだけど、マガジン創刊50周年記念の漫画には相応しくは無いような気もする。だけど、だからこそ節目の時に描いておきたかったのでしょう。哀しいお話しですが、こみ上げてくるものがありますよ。

おちけん (アクションコミックス)

おちけん (アクションコミックス)

表紙買い漫画。落語研究会に属する大学生を描いた4コマ漫画。さすがに「まんじゅう怖い」や「時そば」くらいは知っていますが、私が知らなかったお噺しも十分に読ませる内容になってました。最後の学生落語選手権で演じる「子別れ」は、なかなかの人情話でした。オーソドックスの極みなんですけど、であるがゆえにそれを料理する実力(落語家の。あるいは漫画家の。)が問われるのでしょうね。

ちなみに作中で「寿限無」を説明する一幕。

「へー。」とは思ったけど、落語「寿限無」のオチまでは描写されていなかったのがちと不満。なので同じ本屋を歩いていたらこんな本を見つけたので合わせて購入(本を買う→喫茶店で読む→また本を買いに行く、という行動を取っております)。

くすり、と笑えるお噺がたくさんあるのがいいよなぁ。寄席には行ったことが無いんですけど、そのうち行ってみたいもんです。以前親から借りた落語CDは発音が読み取れなくて楽しめなかった(黒澤明映画の日本語が聞き取りにくいのと同じ。時代がずれちゃっているのでしょう)んですけど、CDじゃなくて寄席で生で聞けばそういうことも無いだろうし。うん。そのうち行こう。



銘高祭! (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

銘高祭! (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

TOBI漫画だーーー!!これも発売日に近所の本屋には(以下略)

この人が描く漫画は、青臭くて、なんだか恥ずかしくて、お腹の底がムズムズしてきます。「くわー、あまじょっぺー」と叫び出したくなるような描写でいっぱいです。だけどテーマは文化祭であり、恋愛ではない。

あまじょっぱい恋愛漫画もいっぱい知っていますが(いけだたかしささめきこと」とか、高橋ひろみ「未満れんあい」とか、あまじょっぱいです。身もだえします)、恋愛を出さずにこのあまじょっぱさは貴重です。いい。山名沢湖委員長お手をどうぞ」も同じく、恋愛を使わず、委員長というテーマだけであまじょっぱさを出しています。くわー、あまじょっぺー。

あまりのあまじょっぱさに身もだえしてきたので、同じくTOBI漫画の「眼鏡なカノジョ」を読み返しました。

眼鏡なカノジョ (Flex Comix)

眼鏡なカノジョ (Flex Comix)

全編、眼鏡を掛けているヒロインが登場する恋愛漫画オムニバス。私は特に眼鏡属性とかは持っていなかったはずなんですけど、最終話の「恥ずかしがって顔を赤くしつつ、曇る眼鏡。」の1コマは、なんていうか、もう。

眼鏡が曇る。くわー、あまじょっぺー。