武士の一分

風邪を引く前の話題なのですが、映画「武士の一分」を見てきました。

武士の「一分(いちぶん)」ってどういう意味だろう?と思ってたのですが、広辞苑を引くとこんなことが書いてあります。この映画で言う一分って、ふたつめの意味(一身の面目、または職責)のことですね。この映画を見ると、「自分の一分とは何か?」を自問させられます。

いち‐ぶん【一分】
10に分けたものの一。
一人の分際。一身の面目、または職責。浄、鑓の権三重帷子「乗せもせぬ運賃取つては―立たぬ」
一様。同様。好色一代男(2)「我とは兄弟―に、申しかはせしにと」
→―捨つ
→―立つ
→―を捌(さば)く

盲目になってしまった武士が、免許皆伝の腕前を持つ上司に対して決闘を挑むお話。「なぜ盲目のお主が決闘などを?」「・・・武士の一分としか申せませぬぅ!!!」と叫ぶキムタクの姿に少しだけドキドキしました。

その他にも妻をにらみ付けるキムタク、妻が「そんな目で見ないでくださいましぃ!」と叫ぶシーンも別な意味でドキドキしました。うーん、いい味出してるぜ妻。


基本は夫婦の愛情を描いたお話なので、熟年の夫婦が楽しむべき映画なのかも知れませんが…こういうものを見ているから私はオジサン臭くなっていくのかも知れません。面白いからいいけど。