父親達の星条旗

硫黄島の戦いを日米双方の視点から描いた映画の、アメリカ視点の作品も見てきました。日本兵の描写が「全く」無く、これのどこが日米双方の視点を描いているんだと思ったのですが…、「これがアメリカの視点なのだ」と思えば、なるほどと思えなくはない。うん、まあ、ヤツらからすれば日本兵は単なるモンスターでしかないよなぁ、などとちょっと悲しくなってみたり。

とはいえ日本視点の作品「硫黄島からの手紙」もクリント・イーストウッドが作るわけだから、それを見てから評価を決めても悪くはなさそうな感じではある。つまらない映画ではないんですよ。むしろ心の中に強烈な何かを残すようなパワーを持った映像が続きます。だけど表層のストーリーが私には少しだけ納得できなかっただけ。悪くは無いんですよね。

なお「プライベートライアン」ほどではありませんがちょいグロなので、１人か野郎同士で見に行きましょう。私は１人で見ました。正解だったと思う（笑）。