猫と青年と野鳥

大学内を歩いていて、ちょっと面白い風景に出会いました。登場キャラクターは、猫、青年、野鳥です。

私が大学内の道を歩いていると、前方の道ばたで猫がうずくまっていました。そこをさらに前方から青年が歩いてきます。が、青年はそのうずくまる猫を見て、足を止めてしまいます。何やら呆然としている模様。

私が歩みを進めるにつれて、猫の周りが見えてきました。猫の周りに散乱する鳥の羽根。前足で何かを掴む姿。もごもごと動く猫の口。

その猫は野鳥を喰っていました。青年はそれを見て、呆然としていました。



その風景、つまり野鳥を喰っている猫と驚愕する青年を見て、「何かの物語から切り出した風景みたいだなぁ・・・」と感じてしまいました。

その絵に至るまで起こった様々な物語。その絵から始まる物語。そんなものを想像してしまいます。

例えば…。






という風に白昼夢を展開させながら、研究室までの道のりを楽しみました。物語は泡末となって消えるのみ。今日も平和であります。