バブルへGO!!タイムマシンはドラム式

…というわけで、「それでもボクはやっていない」は名作ではありますが、見終わった感情をそのまま自宅に持って帰ることは出来そうになかったので、もうひとつ映画を見ることにしました。

とにかく馬鹿な映画を!アホらしい映画を!ということで選んだのがこの映画。

広末涼子が洗濯機型タイムマシーンに乗って1990年に行き、バブルがはじけるのを止める」という筋書きです。もう、ワケが分からん!今の俺は!こういうのが!見たかったんだっ!!

作中ではバブル時代の六本木が描かれていますが、私は当時13歳なので微妙にバブルを知らない。だから六本木で万札を振りかざしてタクシーを止めようとする人々の姿は「さすがにギャグだろ?」と思ったのですが、プログラムを見る限りでは本当のように書かれています。

他にもティラミス、ワンレン、ボディコン、ディスコ、タクシー券、ポケベル、ゲームボーイ、ラモス、飯島直子飯島愛八木亜希子などなどなど。これ、わずか17年前のことなんだよなぁ。時代の変化が早すぎるよなぁ。


それからヒロインの母親役を薬師丸ひろ子が演じているのですが、これが美人である。あれが43歳というのだから信じられない。しかも化粧を変えたバブル時代の薬師丸ひろ子も、なんだかそれっぽく若く見えるのだから凄まじい(化粧が古臭いから美人にはちょっと見えないんだけれど)。

が。何よりの見どころは、広末涼子です。映像として動いている広末を見たのは久しぶりなので、もうさすがに歳をとったろうと思っていたのですが…。うわぁ、あれで27歳か。すっごいなぁ。27歳の広末の競泳水着姿を撮ってしまった監督は相当な鬼畜だと思うが、その姿が未だに魅力的だというのは反則だ。あの笑顔や立ち居振る舞い、まだまだイケルのはズルい。



というわけで、もしこの映画を目的に映画館に行ったら、そのあまりのB級さ加減にがっかりしながら帰ることになりそうですが、「それでもボクはやっていない」のような重い映画の直後に見るには最高です。B級でありながら単なる駄作ではなく、色んな魅力をしっかりと詰めこむことに成功しているからこその評価です。でもこれだけを見に映画館に行こうとは思わないけど(笑)。

あ、ついでに。阿部寛劇団ひとりもいい感じでした。